しなの大阪行き 間もなくラストラン
3月26日ダイヤ改正より、これまで走り続くけていた383系特急「しなの」大阪発着の9・16号が姿を消す。
中央西線の電化で初めて当路線に登場した381系使用で始まった特急しなのは、名古屋~長野を結ぶ中京地区のエース特急であるが、上下一本のみ大阪~長野間で運転されている。
ところが、 JR東日本長野支社は2015年12月18日(金)、東海道本線・大阪~名古屋間の運行を取り止めることを明らかにした。この大阪しなのの利点は、新幹線と主要時間が同じなのにもかかわらず、新幹線利用の場合の特急料金が4660円、しなの利用の場合は3430円とお得な点である。
1069年からの46年もの間、大阪の地を駆け抜け長野を目指してきた特急しなの。
新旧しなのの並び。左が381系で右が383系。どちらも振り子式車両で路線の最高速度の向上に貢献した。
しなの運用に就いていた381系は全車廃車になり、トップナンバーとパノラマグリーン車のみがリニア鉄道館に保存された。その後も381系はJR西日本車両が中央西線の臨時団体夜行列車を2012年まで続けていた。